2019年12月25日
鹿屋市内の不動産市場について
2019年もあとわずかとなりました。弊社も27日が仕事納めとなります。
不動産から今年を振り返ってみようと思います。お付き合いください。
去年の消費税増税から不動産の売買について大きな変化があるかと言えば、現時点ではそこまで影響はでていないと思います。また鹿屋市内は新築物件のラッシュで霧島市内や都城市が新築ブームがひと段落しているにも関わらす土地のお問合せや分譲地も多く市場に出て、1年以内での完売ののエリアが出てきています。
また中古物件の市場が徐々に形成しつつあります。今までは新築を買うのが当たり前、中古物件は二の次的な風土が去年あたりから中古物件をリフォームして住むというスタイルが定着しつつあります。
大きな要因としては、建築単価の急激な上昇です。ここ4・5年は特に毎年のように建築単価が上がりつづけ、現在では土地建物の平均の予算が2600万円、ランクが上のハウスメーカーになると3000万円があたりまえになってきています。
それに加え、鹿屋市内の給与の上昇も微増のみというもの間接的にあります。
その結果、中古物件の市場では、需要が増え、供給が追い付かない状況となっています。(但し、リフォーム可能な物件)
近い将来、おそらく新築物件と中古物件の購入割合は半々になる状況が出てきます。(現在が新築に対して2割程度)
この状況は鹿屋市内の中心部がメインとなります。郊外については、土地相場の下落は続いており、現在も進行しています。遠方の場所では不動産の価格がつかない査定不能エリアも出てきています。
この原因は、過疎化や人口減少によるものが多いです。将来外国人労働者の緩和によっては相場が回復する可能性もありますが、現時点ではこの下落傾向は変わらないと思われます。
地方での不動産は明るい兆しはなかなか見えてきませんが、場所によっては再開発などの機運も出てきているようです。弊社もお手伝いできるよう適宜、不動産に対するご提案をさせて頂きたいと思います。
お読いただいてありがとうございました。