場所:鹿屋市
オーナー年齢:60代
賃貸種類:戸建て(複数棟)
相談内容:管理会社変更、今後の方針立案
現在の管理業者が高齢のため、当社をご紹介いただき、管理変更に伴う打ち合わせと今後の方針についてのご相談のためにご来店されました。
まずは、家賃滞納状況と空室状況を確認した上で、弊社の管理プランをご説明し、現在の空室に対する提案を行いました。
滞納件数は3件程度で、全体の戸数から見れば大きな割合ではありませんでしたが、「重滞納」および「2カ月遅れ」が常態化しており、保証会社の加入もなされていない状況でした。
そこで、管理変更にあたっては、すべての貸家についてオーナー様のご負担で家賃保証会社に加入していただくようお願いしました。
また、重滞納者に対しては個別訪問を行い、返済計画書の提出を依頼。提出が困難な場合には、裁判所を通じた法的手続きも辞さない旨の同意書を取得しました。
家賃管理を弊社で行う場合とオーナー様ご自身で行う場合とで、管理手数料を分けたプランをご用意し、ニーズに合った形でご契約いただきました。
併せて、現在の賃貸業界の動向や、入居者に対する適切な修繕義務などについてのガイダンスも実施しました。
空室対策としては、以下のようなご提案を行いました:
水回りを中心としたリフォーム
家賃や敷金の見直し
条件が厳しい物件については「ペット可」での募集
特に家賃については、現時点での市場動向を踏まえて柔軟に賃料調整ができるよう、あらかじめご承諾をいただきました。
家賃滞納については、1名の重滞納者を除いて滞納が解消し、安定しました。
空室対策については、一時的に埋まらない時期もありましたが、1年をかけて満室となり、現在は空室率1割未満の状態を維持しています。
今回、既存の不動産業者様のご紹介とオーナー様の柔軟なお人柄もあり、弊社の提案内容をほぼすべて実行していただけました。
空室対策については、提案が想定以上に効果を発揮し、ある意味「運も良かった」と感じております。
ただし、賃貸管理においては、入居者との関係が長期にわたることが多いため、今後も一人でも長くご入居いただけるよう、丁寧な管理を継続してまいります。